看護系大学院に進学する際の5つの不安とその対策

Graduate school

こんにちは、sawaharuです。
今回は、自身の経験をもとに大学院進学の際の不安について5つに焦点化してお話ししたいと思います。

看護系大学院進学を考えたときに直面する5つの不安とその対策

・大学院がどんな場所か想像がつかない
⇒ 知り合いに聞いてみる・大学の先生に聞いてみる・このブログで相談する
・勉強についていけるか不安
⇒ できることをやればいい・学ぼうという意思があれば問題ない
・研究って何をすればいいのかわからない
⇒ 特別な準備はいらない・可能なら基礎を勉強しておくと知識が理解しやすい
・研究室の人間関係や雰囲気はどうなんだろう
⇒ 研究室の情報を得る・大学院説明会
・学費を含め、院生をやっている間の生活費はどうすれば
⇒ 奨学金・研究費獲得・授業料免除・所属施設の支援・アルバイトや常勤しながら

もっと色々な不安があると思いますが、今回は上記の内容について1つずつ解説したいと思います。

大学院がどんな場所か想像がつかない

そもそも大学院がどのようなところなのかって疑問ですよね。すごく簡潔に言うと、研究について学び、研究を行う場所です。
その他、看護に関する知識や情報を学んだり、より多方面から看護を捉えるころができるようになると感じています。

この不安に対しては、当たり前ですが実際に大学院に行っている人に聞くことが一番イメージしやすいと思います。
近くにそのような人がいないという人は、大学で教わっていた先生に聞いてみたり、もちろんこのブログのコメントで質問していただいても大丈夫です。

勉強についていけるか不安

大学院での勉強は難しそうでついていけるか不安という声もよく耳にします。
大学院の授業では、講義形式の授業があり、これは一般的な学生の頃と同じくそれほどハードルは高くないかと思います。
ただ、グループワークやディスカッションの機会はやや多いかもしれません。
もう一つ、特徴的なのが、自分で資料や論文を読み込み、参加者に対してプレゼンを行うという授業が多いです。
これはゼミなどでもよく用いられる方法で、他者に対してプレゼンし、ディスカッションするという機会が大学院では非常に多いです。

この不安に対しては、「ただできることをできる範囲でやればいい。」と思っています。
最初からハイレベルな資料作成やプレゼンをしようとする必要はありません。
他のうまい人の良いところをどんどん吸収し、自分自身が学び成長していくことが大学院という場所です。
他者から学ぶ姿勢や意思を持っていれば、全く問題ありません。

研究って何をすればいいのかわからない

研究って難しいそうで、何をすればいいかわからないこと多いですよね。
私も働き始めて2年目くらいでやる事例研究など思い出します。
なにをテーマにしていいかいつも悩んでいました。

この点に関しては、何か特別な準備は必要ありません。
働いている中で、気になることやわからなかったことをメモしておけば良いです。
余裕があれば、研究の基本に関する内容を書籍やインターネットでみて、こんな風に研究できるんではないか。みたいに想定しておくといいかもしれません。
ただ、逆にこの想定が強すぎると、入学後に研究テーマを決めていく際にどうしても頭から離れなくなる。といったようなこともあったりします。
「研究は入学してから学ぶ」でも全く遅くはありません。
なんとなく、こんなことをやってみたいとイメージをメモしておく程度で十分です。

研究室の人間関係や雰囲気はどうなんだろう

職場でもそうですが、自分を取り巻く人間関係は非常に気になりますし、これから飛び込もうというなら尚更不安で当然だと思います。

最初の大学院がどんな場所か想像がつかないとも重なりますが、いかに情報を集めるかが重要になってくる部分かと思います。
たいてい大学院を受験しようと思ったときは、大学院説明会に参加したり、教授に連絡をして相談したりする機会があると思います。
その機会を大いに活用し、自分の気になっていることや不安に思っていることをどんどん質問してみましょう。

直接的に、「この研究室の人間関係はどうですか?」とは聞きにくいと思いますが、色々と話していく中で、教授や院生の受け答え、研究室メンバー間で話している様子などから何となく雰囲気をつかむことができるかと思います。

個人的には、大学院説明会に参加する理由は、大学院のシステムや授業内容などを知るというよりは、研究室の雰囲気や考え方などをつかむことが主目的だと感じています。

ただ、最近はコロナの影響もあり、大学院説明会などもオンラインで行われることが多いと思います。その際は、別途短時間でも良いので院生と話しをする機会など、雰囲気を知る機会をもらえないか教授などに相談してみるのもいいかもしれません。
そのようなお願いを快く受け入れてくれる研究室はそもそも雰囲気なども良さそうですよね。

学費を含め、院生の間の生活費はどうすれば

最後に、お金の話ですが、大学院進学に伴って、切っても切れない部分なので、少し触れたいと思います。
お金、大事ですよね。結婚されていたりすると自分だけのお金じゃないということもありますよね。
私も大学院に進学する前はすごく不安でした。

この不安に対しては、とにかく利用できる制度は利用しましょう
ここでは詳細には説明しませんが、奨学金の利用、競争的研究費の獲得、授業料免除などの申請、現在の所属施設からの支援など調べてみると受けられる援助が色々とあります。
ご自身の所属施設で大学院進学を支援しているシステムがあるかなども要チェックです。
ただ、これには一定の制限や規則もあると思いますので、そちらも合わせて確認してみてください。

奨学金は無利子と有利子があり、家計によっては無利子になります。
国立大学や一部の私立大学では成績優秀者への授業料免除システムなどがあります。
私はアルバイトをしながら院生生活を送っていますが、常勤として病院等で働きながらという選択肢もあります。

お金の事情はなかなか話題にしにくいかもしれませんが、これも研究室の院生に聞くと状況がわかりやすいと思います。

私の場合

私の場合は、性格的にもともと心配性なのもあり、大学院進学前はすごく不安でした。
なにか準備しなくちゃと考えつつも仕事で疲れて帰ってきて、さらに勉強する時間なんて取れないと感じてました。なので、特に研究に関しては勉強してませんでした(英語は受験で必要だったので少しやりましたが)。

私は、大学院説明会にいったのがとても良かったです。院生の皆さんがとても親身に色々と教えてくれたので、研究室の雰囲気がわかり、院生や先生の関係性がなんとなく掴めました。

進学後に思うこと・これから進学を目指す方へ

今思うことは、色々と準備してからと考える気持ちもわかりますが、ある程度のところで飛び込む勇気も必要だと思います。

すごく極端なことを言えば、入学すればなんとかなります。なんとかならなければやめればいいだけです。大学院をやめたところで、また看護師として働けます。

知識がない、研究なんてわからないと思っても、それを学ぶために進学するのだから、知らなくて当たり前、知っていたら役に立つ程度です。

いままでは誰かがすでに明らかにしたことを学ぶことが中心だったと思いますが、研究では新たな知見を自分の手で明らかにすることを目指します。
そういった意味ではとても新鮮な経験であり、面白さだと思っています。

最後までご覧いただいてありがとうございます。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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