看護系大学院生の収入【TA・RA編】

Graduate school

こんにちは、sawaharuです。

看護師の方が大学院生になると、常勤で働きながら大学院に通うか職場はやめてアルバイト等をしながら大学院に通うかを選択することになるかと思います。

後者の場合は、生活費や授業料などお金の心配がつきものです。
今の収入から大幅に収入が減ることで、不安に感じる方も多いかと思います。

今回は、そんな不安を抱える方への情報提供として、大学院生の収入源の一つとなるティーチングアシスタント(TA)およびリサーチアシスタント(RA)についてご紹介したいと思います。

看護系大学院生のアルバイト【TA・RA編】

TAのお仕事

TAは主に、研究室の先生方が担当している講義演習実習などのお手伝いをします。

・講義

授業前の講義資料の印刷や直前のパソコンのセッティングや資料配布、プレゼン資料の動作チェックなどを行い、教員や講師の先生がスムーズに講義を開始できるようにサポートします。

また、講義中は照明の調整やパソコンのトラブルなどの対応、遅れて参加してきた学生さんへの資料配布や細かい対応などを行います。

そして講義後は、パソコンの片付けや出席票の記入などを学生さんに課している場合は、その回収、講師の先生を教授室へ案内したり、お見送りをしたりすることもあります。

最近では、出席確認は電子認証のような形をとっていることも多いですが、出席表の場合は、そのチェックを行うこともあります。

基本的にサポート業務ですので、それほど難しいことではありません。
講義中は、興味のある内容なら聴講することもありますし、他に課題が山積みというときは論文を読んだり、資料の確認などをしていることもあります。

基本自由なことが多いと思いますが、外部から招かれた講師の先生の場合は特に失礼のないようにご注意ください。

・演習

演習の準備をお手伝いするところから始まります。物品の準備やセッティング、実際に模擬患者さんを用意するような場合は、なかなか準備に時間がかかることがあります。

午前中に1~2時間準備を行い、その後事前ミーティングを30分程度、午後に13時~17時頃まで演習本番というパターンが多いです。

実際に演習中は、院生もTAとして学生さんに指導を行うこともあります。これは研究室の方針によるかと思います。

例えば上記の場合は、1日中演習に時間を割かれるので、なかなか疲れます。

・実習

まずは実習に関する資料もらい、事前の教員間のミーティングに参加し、実習の流れや指導方法、注意点などを確認します。

事前に実習指導に入る病棟へ研修へ行ったり、学生さんが受け持つ患者さんの選定などをすることもあります。研修もする場合は、1日がかりのこともあります。

あとは、実習当日から、学生さんを数名受け持ち、病棟へ引率したり、学習のサポートをしていきます。

TAがどの程度病棟にいるかは、大学や病院側の実習の考え方によって左右されます。
手厚く実習期間中ずっと学生さんと一緒にいて、指導やサポートを行う場合もあれば、たまに学生さんたちの様子を見に行く程度のこともあります。

実習のTAによる負担は、まちまちといったところですね。

ちなみに私の所属施設では、TAは時給1500円弱です。
勤務時間も制限があるので、収入は年間10~13万円程度です。

RAのお仕事

RAについては、主に研究室で取り組んでいる研究教授が取り組んでいる研究のお手伝いをすることです。

データ入力であったり、事務的な処理が必要な部分など、研究の本質にそれほど影響しない部分を担当することもあれば、研究にしっかり参加してデータ収集や分析などもすることもあるようです。
拘束時間は自分がどの程度関与するかによるので、なんとも言えないところです。

一般的にTAよりもRAの方が勤務時間を長時間に設定しやすいことが多いです。
つまり、RAの方が多く収入を得ることができます。

しかし、RAは研究をした経験や筆頭論文をもっていることなど条件が加わることがあるので、自分がRAになれるのかは所属の研究室の教授などに相談すると良いかもしれません。
一般的には修士課程はTA、以降実績ができ次第RAになるという感じですかね。

ちなみに、RAの時給はTAよりも数十円から数百円程度高いことが多いようです。
収入は私の所属機関の例ですと、年間30万程度といったところです。

まとめ

TAもRAもとてもいい経験および学びを得られますし、これから教員を目指すという場合は、非常に重要な経験になります。お金も大切ですが、大学院生だからこそできる経験を優先するのもいい選択だと思います。

しかし、TAやRAはどれだけ勤務に入るかによって収入は変わりますが、生活費の足しになる程度で、この収入のみで生活費等をすべて賄うことは難しいです。

他にもアルバイト等を掛け持ちすることで、生計を立てていく必要があるのではないでしょうか。
今後、看護系大学院生の他の収入源についてもご紹介していきたいと思います。

読者の皆さんの大学院生活が少しでも不安なく、ストレスなく過ごせることを祈っています。

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