こんにちは、sawaharuです。
突然ですが、結婚してから進学するってありだと思いますか?
家計を担う、家族を支えるべき自分が勉強したいがために行動を選択していいのか?
と少しは考えてしまいますよね。
私も結婚してから大学院へ進学した身ですので、その際の経験を共有します。
皆さんの不安や悩みが少しは軽減されると信じています。
私が男性ということもあり、一部偏った視点になってしまっているかもしれませんが、男女関係なく重要なポイントだとも思っているので、結婚相手のことは“パートナー”と表現させていただきます。
結婚後の進学が“あり”なのか“なし”なのかの結論は、“各家族の判断による”と思います。
当たり前の答えで申し訳ないですが、
“様々な状況を想定し、よく話し合うこと!”
これに尽きるかと思います。
結婚後の進学【気をつけた5つのこと】
・家計を見直し、収支のバランス・貯蓄から進学後の生活をイメージする
・時間の使い方を検討し、プランを練る
・妊娠や出産のタイミングはどうするのか話し合う
・パートナーへの負担に注意する
パートナーや両親の理解を得る
これが最重要事項です。理解を得ないとそもそも行動を起こせないということもあると思います。あなたの結婚相手や相手のご両親、そして自分の両親などなど、周囲の方にまずは自分の夢ややりたいことを説明しましょう。これは早ければ早い方が良いです。
私は結婚前から大学院に進学しようと思っていることは常に話をしていました。臨床で何年くらい働いたら行こうと思っているのか、大学院に通っている間の生活はどのように想定しているのか、パートナーや子どもにどのような影響を与え、それにどのように対処するのか。等々これらを説明することで理解してもらうことができました。
ですので、以下の項目はこの理解を得るために準備するという側面も強いと言えます。
家計を見直し、収支のバランス・貯蓄から進学後の生活をイメージする
まずは、進学前の今の生活水準をしっかりと確認します。
毎月の収支のバランスはどうなっているのか。無駄な部分や我慢できそうな部分はあるか検討します。基本的に生活水準を下げることを積極的に検討してください。ただ、生活水準を下げるというと、なるべく電気をつけないとか湯舟につからないようにしようとか食事は最低限のものに、などをイメージしてしまうかもしれませんが、そのようなことをする必要はありません。
無駄に消費している部分が必ずあるはずです。これは、収支のバランスがどうなっているか確認することで容易に見えてきますので、まずは見直しをすることを意識してみてください。
今は便利な家計簿アプリなんかもありますので、活用してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、できれば家計簿で管理するのはご夫婦の全財産(世帯としてみる)を一括管理できた方が良いです。
例えば、授業料免除を申請する場合などは、パートナーの収入や貯蓄も確認されることが多いです。そのため、あらかじめ認識している方が、手続きもしやすいです。
収支のバランスがイメージできると、月々どのくらいの貯蓄がなくなるのか。現在の貯蓄で減少に耐えられるかなど、検討してみます。
まだ、入学まで時間があるのなら目標額を設定して貯蓄を増やす努力をしてみたり、もう時間がないという場合でも、奨学金など利用できる制度はたくさんありますので、検討してみると良いと思います。
時間の使い方を検討し、プランを練る
学業に専念する形でいくのか。フルタイムで働きながらいくのか。ここは大きな選択となります。
フルタイムならお金の心配は減りますが、健康へのリスクやパートナーや子どもと共有できる時間の減少につながります。
そもそも学業が大変すぎて疲れ果てて、退学してしまうなど当初の目的を果たせない場合もでてきてしまいます。
また、子どもがすでにいらっしゃるのであれば、子育てや家事はどのように分担するのか、などやるべきことが増えることになります。
自分の時間を消費してお金を稼ぐこともとても重要ですが、大学院生として生活する時間をどのように使うかもまた非常に重要です。
周囲の先生方にお話しを伺った際も、今ある知識のほとんどは大学院生のときにたくさん勉強したことであり、教員なってからや臨床に戻ってからは忙しくてなかなか勉強ができない。今を大切にした方が良いと言われています。
当然、フルタイムで働いていてもしっかり勉強したり、研究もしっかり進めている院生はたくさんいます。
学業に専念しようと仕事を減らしても、結局勉強や研究に身が入らなかったという話も聞きます。
これは個々の性格や適性などにもよると思います。
ただ、どちらにせよ進学を決めた時点ですべてが決定してしまうということではありません。
大学院での生活の中でその都度選択していけば良いことでもあります。
妊娠や出産のタイミングはどうするのか話し合う
院生の間に妊娠、出産、子育ては可能なのか。不安になりますよね。
私は20代後半に大学院に進学したので、子どもを考えるタイミングでしたし、悩むことも多かったです。
結論としては、可能だと思っています。
お金に関しては、収支のバランスが問題となりますので、家計を見直して、奨学金を借り、アルバイトをすることで月々の収支がプラスになっている学生もいたりします。
子どもの出産や育児に関する費用も国からの支援などもあり、そこまで多大なお金がかからない場合もあるようですし、上手く支援や制度を活用すればより生活しやすくなるのではないかと感じます。
周囲の院生の意見では、妊娠や出産が大学院に通っている時期と重なっても、自分で研究を進めるタイミングなどを調整しながら両立できていたし、
出産後はフルタイムで働いているときよりも子どもとの時間を過ごせたということも挙げられていました。
こちらの点については、私がまさに現在進行形で妻が妊娠中ですので、気づいたことなどがあれば、適宜記事を書いていきたいと思っています。
パートナーへの負担に注意する
進学後にどの程度働かくかで左右される部分ですが、収入が大幅に低下する場合があります。その場合はパートナーの収入に頼ることになりますが、“頑張って支えないと”とパートナーが頑張りすぎてしまうことや、負担をかけてしまっていることもあります。自分が学業を頑張るとともに、パートナーの頑張りをねぎらい、二人で支え合うことが大切だと感じます。課題や研究が落ち着いたときなど、是非リフレッシュする時間を作ってください。ずっと根詰めていてはあなたもパートナーも持ちません。きっとなんとかなります。人生を楽しんでいきましょう。
まとめ
長くなりましたが、まとめです。
結婚後の進学について、私が気をつけたことは以下の5つです。
・家計を見直し、収支のバランス・貯蓄から進学後の生活をイメージする
・時間の使い方を検討し、プランを練る
・妊娠や出産のタイミングはどうするのか話し合う
・パートナーへの負担に注意する
当然説明をすればすべての人が納得してくれるわけではないですから、
諦めるという選択肢もあると思います。
ただ進学は自己投資であり、デメリットと比較してもメリットがたくさんある選択だと感じています。
何かを学びたい、将来こうなりたいというあなたの熱意が伝われば、きっと理解してもらえると思います。
この記事を読んでくださっている方が、パートナーやご両親と同じ方向を見て、前向きな気持ちで自分の道を選択できることを祈っています。
コメント