テーマを見つける方法3選【看護研究】

Nursing research

こんにちは、sawharuです。

私は、日々研究について考えながら過ごしていますが、振り返ると卒論や事例研究など、
研究的な視点は多くの看護師が関わり、悩むことが多いと感じています。

今回はそんな看護研究について、テーマを決める大変さに注目し、
テーマの見つけ方について、今まで学んだことや自身の経験から3つのポイントについて説明したいと思います。

 

テーマを見つける方法3選【看護研究】

1. 日々の看護に潜む当たり前を見つける
2. 常になぜ?と問いかける
3. 意識が変われば、景色がかわる

日々の看護に潜む当たり前を見つける

当たり前に行っていることって意外と多いですよね。
当然今までの研究などから根拠が示された方法を否定する気はありません。

ただ、常に当たり前とされていることが本当にそうなのかと疑うことは忘れないでください。
今までの方法が、ある研究が行われたことで全く別の方法に変わるなどはみかけることですよね。
100%正しいことなんて、ほぼないと言えます。

今まで当たり前だと思ってやっていたことが、調べてみると根拠がなかった。
少し参考資料があったとしても根拠と呼べるほどのものではなかったということがあり、
そこから疑問が生まれ、研究テーマに結び付くことがあります。

常になぜ?と問いかける

日常生活の疑問に対しても使えますが、なぜ?と問い続けることで、わかりにくかったものを明確化していくことができます。
「なぜこのケアをするのか」「なぜこの看護が必要なのか」「なぜ患者さんはこのような行動をしたのか」等々考えるようにしてみましょう。

そして、そのなぜ?という疑問はどこかで答えがわからなくなったり、たぶんこうだろうという憶測の部分が大きくなってくると思います。
そうしたらそれを調べてみて、答えが見つからないものは研究テーマとなる可能性があります。

意識が変われば、景色がかわる

日々の実践からテーマを見つけようと意識しているだけで、景色が変わり、テーマや疑問が向こうから近づいてきてくれます。
また、上記1.と2.を実践していると、疑いの目が養われ、より深く看護について考えることができるようになります。
そうすると、自分の看護や仕事に向き合う意識が変わり、同じ場面を見たとしても、見え方が変わります。

私は、新人看護師として働き始めた1年目の終わりに経験した臨床場面から研究テーマを定めて、今でもそれに関わる研究をしています。
疑問を抱くことに経験年数は関係なく、むしろ若手の頃の方が、所属組織を客観的に見ることができるため、気づきやすい点もたくさんあります。
その気づきが研究テーマに繋がります。

研究なんて難しいし、私にはできないから関係ない。ではなく、自分も看護を探究する者の一人なんだと是非意識してみてください。
それは、きっと患者さんやご家族の利益につながり、自分にとっても看護の魅力を再発見する機会になるはずです。

そうは言っても、中々疑問が見つからない

今回紹介した3つを試してみてもそんなに簡単にテーマが見つかるものでもないことはよくわかります。私も研究テーマや臨床疑問を見つけるときは本当に苦労します。

「好きなことでいいんだよ」とか「なんでもいいんだよ」と言われても尚更パニックです。
時間はかかるかもしれませんが、じっくり考える必要があることでもあります。
自力で考えては誰かに相談して、を繰り返し何とかたどり着けることを祈っています。

ただ一つ言えることは、研究を誰のためにやるのか常に念頭に置いておいてください。
自分の自己満足のためにやるものではありません。
患者さんやご家族、看護師などの医療者のより良い未来のために、自分にできることを一緒に探して行きましょう。

おわりに

今回は、研究テーマを決める際に重要な疑問を見つけるところに絞って言及しましたが、あまり具体的な例などが示せずにわかりにくい点も多かったと思います。
「もっとこういう方法もある」などご指摘やご意見などありましたら是非コメント欄で教えてください。

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