研究課題の決め方:6ステップ【看護研究】

Nursing research

こんにちは、sawaharuです。

看護研究の進め方について、私の経験をもとにポイントをご紹介していきたいと思います。

看護研究って難しい印象がありますよね。私も色々と悩みながら進めていますが、同じく研究を進める中で、悩んでらっしゃる方にとって少しでも参考になればと思います。

今回は、研究課題(リサーチクエスチョン:Research Question)の決め方について、6ステップで説明していきます。

研究課題を絞り込んでいく前に、「テーマ(臨床疑問)を見つける」ところから始める必要がありますので、是非前回の記事もご覧ください。

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研究課題の決め方:6ステップ【看護研究】

・仮説を設けよう
・重要文献を見つけて、細かく読んでみよう
・思考の整理をしよう
・明らかになっていることと明らかになっていないことの境界線をみつけよう
・研究課題を固めよう
・周囲の人の意見も聞いてみよう

仮説を設けよう

臨床の中で、疑問に思うことを言葉にすることができたら、
まずは簡単に仮説を考えてみましょう。

患者さんや家族がこうなると(そのために看護師がこんなことをして)、こんな利益がありそうだな。という感じです。

これをしておくと、文献を読んでいくときに興味を持つ部分をピックアップできるようになります。

重要文献を見つけて、細かく読んでみよう

なんとなく仮説が考え付いたら次は、論文を検索していきましょう。
論文検索の具体的な方法はまた別の機会に説明したいと思います。

検索をしていく中で、「面白そうだな」「自分の疑問解決に役立ちそうだな」「おしいけどかなり近い内容だな」と感じる自分にとっての重要文献に巡り合うことができます。

そのような文献をみつけたら、細かく読んでみましょう。

”はじめに”や”考察”を読むとさらに関連する文献に巡り合うことができますし、”方法”は自分が研究方法を考えていく際にとても参考になると思います。

このような重要文献を見つけた際は是非わかりやすい場所にストックしておきましょう。

思考の整理をしよう

樹形図などの図や絵を書いて、自分の疑問と今まで調べた文献の関係性を確認します。
それぞれの問題と解決策を分解して捉えていくイメージです。

そのような枠組みの中で、自分の疑問はどこに位置しているのか把握することができます。

手書きで書いていくのもおススメですが、最近ではマインドマップという図を簡単に作成できるアプリがたくさんありますので、そのようなツールを使用して記載してみるのも良いと思います。

思考をまとめて、文献をある程度集めてみたら、各文献の内容を簡単に表にまとめてみると良いです。
「方法や対象者、結果、その文献から自分が感じたこと」
などをエクセルなどでまとめておきましょう。あとで確認するのも楽になります。

明らかになっていることと明らかになっていないことの境界線をみつけよう

樹形図を書いていく段階でなんとなくわかってくる部分でもありますが、現時点までで、研究や文献で明らかになっている範囲とまだ明らかになっていない範囲の境界線を見つけましょう。

樹形図などを書いていく中で、「ここから先は記載ができないな」「文献が見つからないな」と思う時点がくるかと思います。

この境界線を見つけることはなかなか難しいのですが、これができれば研究課題を決める過程はほぼ終わりですので、焦らずじっくりと検討してみましょう。

研究課題を固めよう

自分が疑問に思っていて、いまだ明らかになっていないことが見つかれば、あとは研究課題として完成させましょう。

まずは難しく考えずに、

疑問はなんだったか患者さんや家族、看護師がこうなると、きっと患者さんや家族、看護師にこんな利益があるだろう
ということを、改めて文章化します。

PECOやPICOという枠組みに研究課題の内容を当てはめられればその方がよいですが、ここに何書けばいいんだっけ?となるかと思いますので、
まずは簡単に文章化してみることから始めましょう。

周囲の人の意見も聞いてみよう

自分が文章化してみた内容を、周囲の人に見てもらいましょう。
同じ病棟で働いている同僚でもいいですし、研究をしたことある人でもいいですし、自分の研究課題について詳しい人などに話をしてみて、意見をもらいましょう。

ちなみにこの「周囲の人の意見も聞いてみよう」は最後の段階でなくても、最初に簡単な仮説を設けた段階から適宜実施する方が良いです。

自分一人で考えたり調べたりするのは、限界があります。
色々な人の助けをかりたり、意見をもらって洗練させていきましょう。

まとめ


研究課題の決め方6ステップは以下でした。

・仮説を設けよう
・重要文献を見つけて、細かく読んでみよう
・思考の整理をしよう
・明らかになっていることと明らかになっていないことの境界線をみつけよう
・研究課題を固めよう
・周囲の人の意見も聞いてみよう

今回は、考え方の部分について言及しており、例をあまり示していないので、わかりにくい点も多かったと思います。

研究課題については、研究をする当人の考えや思いが重要です。

研究のアドバイスについても、それぞれの研究をする人によって変わってくるものなので、深く相談に乗ってくれる人がいると研究しやすいですね。

個人情報を含むような込み入ったことは難しいかもしれませんが、私でよければいつでもご相談に乗りますので、よろしくお願いします。

また、今回は、”ある程度”とか”だいたい”という言葉を説明の中でたくさん使っていましたが、研究に完璧はありません。自分の研究を進めているうちに新しい知見が明らかになることも多々あります。
完璧にしてから進もうと意識しすぎると全く前に進めません。まずはだいたいで、70~80%くらいで進んでいいと思います。
ただし、時間をかけて、研究が進んでいくなかで、100%に近づけるように適宜文献検索をしたり、文献に目を通すことを継続したりしていくことが必要です。

大変なことも多いと思いますが、まずは1歩踏み出してみましょう。

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